Accessの販売管理システム - 顧客一覧とは
Accessで作成された販売管理システム(全体仕様)にある「顧客一覧」って何?
顧客登録画面で登録した顧客の一覧を表示する画面だよ。(メインメニューの[設定]タブにある[顧客一覧]ボタンから開くことができるよ。)
顧客名称や電話番号、住所などで検索がかけられるんだ。下記のような画面だよ。
他の一覧画面と少し違うのは[拡張]ボタンがあるところかな。このボタンをクリックすると、検索項目が増えるんだ。普段はあまり利用しないけれど、時々は必要になる検索欄が表示されるんよ。
本当だ。顧客登録画面の[付加情報]タブにある分類や選択欄で検索できるようになるから、これは便利だねー
そうだね。また、売上商品でも絞り込みができるから、「●●●」の商品を買ってくれた顧客だけ表示できるよ。CSV出力をすればDMなどにも利用できるから、確かに便利だよね。営業支援付機能なら、一括でメールを送信したりもできるんだ。
いろいいろとよく考えられているんだね。
無料でも利用できる便利な販売管理システム(売上仕入在庫管理ソフト)は下記から取得できます。
Accessの便利な使い方
ところで、Accessのテーブル情報を、どうやってCSV出力するの?
Accessのテーブル情報をCSV出力するには、いろいろな方法があるけれど、今日はOpenステートメントを利用する方法を紹介するね。基本構文は下記のような形式だよ。
① Open [ファイル名] For Output As #1(ファイル番号)
そして、Printステートメントで、内容を書き込む
②Print #1,書き込む内容
それから、最後にCloseステートメントでファイルを閉じるんだ。(忘れやすいので注意してね)
③Close #1
各ステートメントとも#1のように操作したいファイル番号を記載することが大切だよ。
例えば、#1というファイル番号を利用して、C:\txt\Test.csvファイルに「顧客コード」と「顧客名称」という標題を出力するには下記のように書くんだ。
Open "C:\txt\Test.csv" For Output As #1 'ファイルを開く(造)
Print #1, "顧客コード,顧客名称" '書き込む
Close #1 'ファイルを閉じる
なるほど。①ファイルを開い(作成)て、②書き込んで、③閉じるんだね。
その通り。このCSV出力処理と、DAOのレコードセット変数に代入したテーブルを組み合わせることで、テーブルのデータを任意の形式で出力できるんだ。下記は出力プログラムの一例だよ(簡略バージョン)。
Function CusCsvExpo()
Dim Rs As DAO.Recordset 'T_顧客マスタテーブルを入れる変数
Open "C:\txt\顧客リスト.csv" For Output As #1 'ファイルを作成
Print #1, "顧客コード,顧客名称,電話番号" '標題を書き込む
Set Rs = CurrentDb.OpenRecordset("SELECT * FROM T_顧客マスタ ORDER BY 順番,顧客ID", dbOpenDynaset) 'レコードセット編集にT_顧客マスタテーブルを代入
If Not (Rs.EOF And Rs.BOF) Then 'テーブルのレコードがからでなければ
Rs.MoveFirst 'レコードの先頭に移動
Do Until Rs.EOF 'レコードが終わるまでループ
Print #1, Rs!顧客コード & "," & Rs!顧客名称 & "," & Rs!電話番号 '現在行をファイルに出力
Rs.MoveNext '次のレコードに移動
Loop
End If
Close #1 'ファイルを閉じる
Rs.Close: Set Rs = Nothing '変数を閉じる
End Function
出力されたファイルを開いてみると、下記のようになるよ。
おおちゃんと。指定した項目だけが出力されている!!
Accessで作成された無料でもっと詳細な設定を知りたい場合、Accessで作成された販売管理システム(売上仕入在庫管理管理ソフト)のソース公開版がお勧めです。
コメント
[…] 登録した顧客情報は、顧客一覧画面からいつでも検索したり編集できるよ。 […]